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2012年7月25日 (水)

恋する吟遊詩人の憂鬱 2

2007年2月24日 (土)

(後記:写真右がりらちゃん、左がざくろさん)

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しかしこのざくろさん、今まではその「本人(鳥?)は大真面目なのに、はたから見ると爆笑もの」の笑えるキャラだったので、愛を込めて「アホのコざくろ」などと呼ばれていた。
生後半年ぐらいからは、ケージの中に吊り下げてあるベル付きぶらんこに求愛しまくり(ここまでは他の文鳥ズもやっているけれど)、就寝時刻が近づくとつぼ巣の中からぶらんこをガンガン引っ張るという暴挙に出始めた。とにかくぶらんこと一緒に寝たくてたまらないらしい。
仕方がないので毎晩寝る前にはぶらんこを外して、ベルの方を奥にしてつぼ巣に入れると、消灯時刻を過ぎても暗い中で「ちゅん…ちゅちゅ…」と愛のささやきが聞こえていた。

さすがに、お嫁さんが来てからはぶらんこも卒業だろうと思って、ケージからぶらんこを取り外したのだけれど、それが悪かったのか、ただ緊張しているだけなのか、りらちゃんがケージごしに寄り添っても、お歌もダンスもまったく出てこなかった。
りらちゃんが「ちゅん」と呼んでも「ちゅっ」と答えるだけだし、その「ちゅっ」もグゼりの次の段階の声のようで、おかーちゃんとしては「も、もしやお歌を忘れてしまったのでは?(汗)」と大変焦ることになった。

りらちゃんは、全体に色素が薄いせいもあって、頭の茶色い部分も果てしなく金髪のようだし、顔立ちも白人っぽい。そのわりには「アホのコざくろ」が好きで、なんだか「尽くす女」系に見えて、ハイグーシャに、
「りらちゃんって…なんか、西川ヘレンみたいなイメージありません?」
と言ったら、
「確かに…(笑)。苦労人っぽいところとかねえ…」
「西川ヘレンって、売れないころのキー坊と坂田利夫養ってたんでしょ? ざくろが国会議員にでもなると思ってるんでしょうか(汗)。いやいや、ヘレンちゃん、それ、アホの坂田でっせ?」
「…もう名前はヘレンになったんかい!(笑)」。

そんなこんなで、たまに「ヘレンちゃん」と呼ばれてしまうりらちゃんなのだ。

飼育本によると、隣り合わせのケージに置いて1ヶ月ぐらい慣らしてから一緒に放鳥して、お互い攻撃したりしなければ同居…という段取りらしいのだけれど、しょっぱなから同時に放鳥してちゃんと交尾していたし、別々のケージでもいつも寄り添っているので、これは案外さっくり同居できるかな?と同じケージで寝かせてみた。

寝るのは、昼間過ごす寝室とは別の和室である。ざくろにとっては、これまたほとんど入ったことがない場所なので緊張してテンションが上がったこともあるのだろう、はじめはケージの中でばさばさと落ち着かずにいて、連鎖反応でりらちゃんもばさばさしていたのだけれど、しばらくたつと落ち着いた。暗い中、目をこらして見てみると、りらちゃんは止まり木、ざくろはその正面のぶらんこに乗って、お互い向かい合う格好で寝ていた。この距離感は果たしてうまくいっているのかどうなのか謎。

翌日は、ざくろだけ男子寮の面々と放鳥し、それが終わるとりらちゃんとともに2階の寝室に隔離。
相変わらず歌わないし踊らないざくろ。それなのに、止まり木のざくろのケージに一番近いところや、その横のボレー粉入れに止まって、ざくろが来てくれるのを待つ女、ヘレンりらちゃん。

日暮れどき、これまでならわりとよく歌って踊っていた時間帯なのに、ざくろはやっぱり歌わない。どうしたものかと思ってケージから出してみた。

す、すると…「おかーちゃん、なんや恥ずかしぃて歌われへん~」とばかりに手にもぐりこんでくる。雛換羽が終わったころから、ほとんど握らせてくれなかったのに、自分から手にもぐってきたのでこっちは仰天。
しかし、長いこと特製挿し餌を与え続けただけあって素晴らしい肉付き、まるで水餃子のようにつるつるぷりぷりしたざくろの感触は…た、たまらん(泣)。赤ちゃん返りなのかもしれないと思いながらも、もうこんな機会は二度とないかも…と思う存分握らせてもらった。

もしかして、本当は他の文鳥たちのように握ってもらいたかったのだけれど、立場が弱いので我慢していただけだったのかも…と思うと、これまた不憫でカワイイざくろさんである…。
でも、りらちゃんと寄り添って、卵をかえして雛を育てて…というのも見てみたいし、姑としては悩みは尽きないのであった…。

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