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2009年9月15日 (火)

りらちゃん不調なれども…

わが家からお出しした里子のひなひなーずにとっては、母または祖母にあたる、ざくろさんの美貌の奥さんの「りらちゃん」の調子が悪いので、なんとなく気分が憂鬱です。

異変に気付いたのは1ヶ月以上前、8月上旬のことでした。
まず、片目をつぶっていることが多くなったのと、ケージに3本つけている止まり木の、中段から下段に降りようとしてから降りるまでにやけに時間がかかることに気付きました。

とはいえ、りらちゃんはオトナになってからわが家に来たお嫁さんなので、もともとわが家産のコたちほど「ピキピキ元気満タン!」という感じではなく、マレーネ・ディートリッヒかグレタ・ガルボか、はたまた戦前の華族のご令嬢か…という雰囲気の、おっとりなよなよした、いかにも女性らしい文鳥さんでした。

それでも、ガサツな夫のざくろさんに多少影響を受けたのか、わが家で暮らすうちに、最初のころと比べれば、若干機敏な動きも見せるようになっていましたし、5羽、4羽、7羽と3回の育雛を経て、やや「肝っ玉かあちゃん」な部分も出てきていました。

片目をつぶっているのに気付いた日は、たまたま煮干を切らしていたので代わりに花かつおを指で細かくして餌箱に入れていたので、それが目にでも入ったのだろうか?と思っていたのですが、結局、今日に至るまでそのままです。

たまに両目を開けていることがあるので、白内障を疑って、眼球を観察してみるのですが、少なくとも素人目に分かるような状態ではありませんでした。
りらちゃんは、わが家の中でもっとも色素の薄いシナモンで、ざくろさんの目がガーネットなら、りらちゃんはルビー(ピジョン・ブラッドなどではなく、庶民がまあまあ頑張れば買える程度の(笑))ぐらいの色の濃さで、果たして白内障を見つけやすいのか見つけにくいのかもよくわかりません。

「赤目のコは紫外線で白内障になりやすい」という話も聞きますし、わたし自身が紫外線アレルギー持ちで、夫が花粉症であることもあいまって、わが家の文鳥ズはわざわざ「窓を開けて日光浴」ということをする習慣がありません。家自体は24時間自動換気システムが働いているので、換気のために窓を開けることがないのです。

というわけで、過度に紫外線に当たったことで白内障になる可能性は低いと思われるのですが、いずれにせよ、右目をつぶっていることが多い状態は相変わらずです。

止まり木の上下移動に時間がかかるのも、もともと「運動神経抜群!」タイプではなく、「上に行きたいんだけど…」と少々悩んでから移動するのが常でしたから、病的なものかどうか見極めるのは難しいですが、今となってはやはり片目が見え辛いのではないかと思います。

放鳥すると、やはり勝手が違うようで、着地点をどこにするつもりなの?と思えるようなコースを飛んだりしています。

異変に気付いた8月上旬には、ざくろさん&りらちゃん夫婦は産卵&抱卵を始めていて、最初は産卵で体力が落ちているので不調に見えるのかと思っていたのですが、卵が孵らないままになっていてもそのまま回復する気配がありません。
抱卵することによって、餌を取れなくなって衰弱するかも…という心配は、夫であるざくろさんが「抱卵マニア」で、すきあらばりらちゃんにつぼ巣から出ていってもらって抱卵したい!というタイプなので、あまり考えていませんでした。

実際、ふと見ると餌箱に頭を突っ込んでシードを食べていたり、アウターバードバスで水浴びをして羽づくろいをしていたり、ケージの中での生活は…たまにケージの側面にしがみついて、止まり木に止まれずにいることがある程度で(それでも数分も経てば、どこかの止まり木に落ち着くことになっています)、さて、どうしたものやらと思っています。

そして、昨日あたりからついに抱卵も諦めたようで(去年から同じつぼ巣を入れたままだったのです。また底がスカスカになっていて、抱卵しても片面は外気にさらされているような状態なので、孵化することは考えていませんでしたし、実際、孵化しませんでした)、夫婦2羽とも止まり木で寝るようになったので、つぼ巣ごと撤去してしまおうかどうしようか、というのが今のところの悩みです。

つぼ巣を撤去すると「テキトーに飛びついても大丈夫な場所」がなくなってしまって、りらちゃんとしては大変なレイアウトの変更と同じ程度のダメージがありそうな気がするのです。
が、そろそろ衛生的に卵も撤去しなければいけませんし…単純に全部疑卵に換えてしまえばいいだけなのか…。

白内障であった場合や、それ以外のなにか機能的な問題があるとしたら、かかりつけの「動物病院」では少々心もとないですが、新幹線を使って、岡山or博多の小鳥の専門病院に行くのもストレスになりはしないか…とも思うのです。
とくに白内障だった場合、進行を遅らせるだけで完治するわけでもないのに、保定して目薬を毎日差し続けるのも、りらちゃんにとっては苦痛でしかないでしょうし…。

「小鳥専門病院」というのがどのようなところか、非常に興味もあるし、またりらちゃんがおっとりしながらも元気になってくれるのならば、岡山だろうが博多だろうが、どこへでも連れて行くでしょうけれど、連れていってストレスを与えるだけだったら…と思うと、ちょっと二の足を踏んでしまうのです。

…と、ここでやっと前回の話につながるのですが…。
わたしの実家の父が胃がんになりました。父方は明らかにがん家系だったので、胃がんなどというシンプルで分かりやすく、全摘しても生きていけるような場所だったことに肩透かしをくらったぐらいなのですが(笑)、なかなか胃がんだと分からなかったことに少々驚いています。

最初は、脳梗塞の自覚症状があったので、近所の総合病院の救急外来に徒歩で行った父なのですが、検査入院でCTだのMRIだのを含めていろいろ調べた結果、梗塞そのものは後遺症が出るような場所ではなかったものの、血液検査の結果でかなりの貧血と、白血球が多いことがわかりました。
入院しつつ対症療法で鉄剤を飲んでいたのですが、これが体質に合わないということで、とりあえず脳梗塞の検査が終わったところで通院治療に切り替え、毎日輸血をしていました。

白血球の値が高いということは、なにか原因があるはずだと素人のわたしですら思うのですが、父の周囲の医師複数もおかしいと思ったらしく、方々から手を回して再検査し、内視鏡検査でやっと胃がんが見つかった…ということだったのです。

最初の検査入院のとき、MRIやCTを撮って「最近の機械は精度が高いので、がんがあれば見てわかります」との説明を母が受けていたらしいのですが…やっぱ見落としてたんじゃーん、という感じですね。

というわけで、一番研究が進んでいるはずの「ニンゲンさまの医学」ですらこのレベルなら、サンプル数も研究者も少ない小鳥さん、しかもフィンチ類を「専門医」といえども、移動のストレスを与えてまで診察を受けさせるメリットがどのぐらいあるのかなぁ…と思ったりしているのです。

あ、この話は「父親を診た医師や病院がヤブだ」という結論の話ではありません。
なにしろ、父親自身が医師免許を取ってもうすぐ60年になりなんとする現役の医師で、おそらく検査の生データにも目を通しているでしょうから、CTだのMRIだのでは本当に分からなかったのでしょう。
父は開業する前は、地元国立大学医学部教授で、60年代にはシカゴ大学で講師待遇の研究員をしていた程度には能力のある医師(というより研究者ですが)のようなので、周りの先生方も後輩だったり弟子だったり孫弟子だったり…というわけで、みなさんミスのないように最善を尽くされたと思うのですが、それでもこの結果だと思うと…科学技術の進歩って、あんまり過信はできないのだなあ…と改めて感じたのでした。

なんか暗い話題ですみません(汗)。お盆前後には「手術もできないぐらい体力が落ちてる。喪服の用意をしたほうがいいかも」とまで言われていたのですが、結局手術して退院してきたようで、落ち着かないなりに日々を過ごしております(というわけで、お見舞いのコメントなどお気遣いさいませんよう)。

りらちゃんも、もう少し落ち着いたらかかりつけの動物病院に行くだけ行ってみようかなあ…。

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コメント

ごぶさたしています。

父上様もりらちゃんも早く快復されることを祈ります。


うちの文鳥さんたちは元気です。
アウターバスを大き目のものにしたら、かなりの時間をそこで過ごすようになり、青菜などをバスに持ち込んで水に浸して食べるのが流行っています。

投稿: 初心者。 | 2009年9月29日 (火) 11時38分

>初心者。さま
こちらこそご無沙汰しております~。
りらちゃん&父にお見舞いのお言葉、ありがとうございます。
…父については「お気遣いなく」的なことを書いてしまったのですが、もしりらちゃんの様子が気になる方がいらしたとき、父のことはスルーで「りらちゃんはお具合いかがですか?」とは書きにくいかも…と、おそまきながら気付きました(汗)。すみませんすみません(泣)。

父は術後の経過も良好で、先日退院して、抗がん剤を使いつつ自宅療養に入りました。来月あたまには誕生日で、ここ数年は自家製ローストビーフとパンを届けていて、わりと好評だったのですが、食べ物NGとなると…う~ん、と困っております。

りらちゃんは、ざくろさんがそれはそれは献身的に24時間付き添い、息子&娘たちも明らかに気遣う様子が見てとれ(成鳥になると親子関係はなくなると言われていますが、りらちゃんとコドモたちにかんしてはあるようにしか感じられないのです)、りらちゃんの人徳(鳥徳?)の高さに感銘を受けています。
よくよく観察すると、やはり白内障のようですが、単なる老化現象と思えば、飼い主も受け入れて、りらちゃんが楽に暮らせるように気を配るしかない、というところに落ち着きました。わたしが見ていないときでも、ざくろさんがしっかり見ていてくれるので、ものすごく助かっています…りらちゃんのダンナがざくろさんでよかったぁ(泣)。

投稿: シナモン母 | 2009年9月30日 (水) 11時00分

シナモン母さま
先日は交配についていろいろ教えて頂きありがとうございました
りらチャンはその後どうですか?家族の支えって大事デスよね!

余談ですが
うちの父は昨年に脳底動脈の脳梗塞で倒れ現在リハビリして元気でいますsweat01家族支えはもちろん、人間の持っている自然治癒力もスゴいと思いました
医者は普通では考えられないくらいの回復力だと、
鳥さんにも自然治癒力があると思います!
お父様、りらチャン良くなるように埼玉から祈ってますね!
ひなひなーずのcameraもたまには見せて下さいネ
楽しみにしています
それから、あの〜りらチャンが来た時は荒鳥でしたか?今は手のリになってますか?りりーが二歳過ぎていてこれからお婿さんを迎えるのにはやはりお店に置かれている荒鳥しかないですよね〜^ロ^;手のリになるかなぁと思いまして(;^_^A

投稿: ひまわり | 2009年10月 1日 (木) 05時32分

シナモン母さま
ちょっとお聞きしたいのですが
昨日からりりー(2年3ヶ月)がフラフラして飛べなくなり心配です!9月から10コ産卵してしまい疲れてしまったのでしょうか? 足にも力が入ってないみたいで人間で言えば貧血かなと思います
ヒヨコ電球でゲージを暖めていますが
このような体験はありますか?

投稿: ひまわり | 2009年10月 2日 (金) 08時58分

>ひまわりさま
わたしは獣医さんではないので診断はできませんが、よく見聞きする「卵詰まり~低カルシウム血症」の症状と非常によく似ていると思います。
可能なかぎり早く、小鳥専門の獣医さんに診てもらってくださいませ。

…以上、超緊急のお話でした。以下は急がないお話です。

えーと、まず、大変ラッキーなことに、りらちゃんはウチに来たとき、荒鳥ではありませんでした。元親さまは「手乗り崩れ」という感じの表現をしていらっしゃいましたが、たぶん元親さまの手には乗るけど知らない人の手には乗らない…という程度の、ごく初期の手乗り崩れだったのだと思います。
というわけで、最初はわたしの手には乗らなかったのですが、ざくろさんとりらちゃんを同居させたとき、ざくろさんがなぜか赤ちゃん返り(!(泣))して、手のひらのくぼみに貼り付いて離れないほどになってしまったので、それを見たりらちゃんが、「この、おかーちゃんって人の手は安全みたいね…」と、手に乗ってくれるようになりました(笑)。
この話はまた別項を設けて書いてみたいと思っております。

それから、わが家の女の子は揃いも揃って超安産体質らしく、卵詰まりはおろか、おなかに卵を持っている気配すら感じさせないほどのコ(あこやちゃんです(汗))までいます。
産卵が一番重いのがりらちゃんで、それでも朝「なんかしんどいわ…」という顔をしていて、そのあと30分ほどつぼ巣にこもって「あ~すっきりした」という感じです。
卵詰まりで命を落とした女の子文鳥さんの話はしばしば見聞きしますが、お役に立てずにすみません…(泣)。

投稿: シナモン母 | 2009年10月 2日 (金) 11時48分

シナモン母さま
こんにちは(^^)v
その節は色々教えて頂きありがとうございました! りりーは元気いっぱいで過ごしています ヒーターは離せませんけど… 熱くなりすぎないように濡れタオルを置いてます     ところでリラチャンは大丈夫ですか?
お元気でいる事を祈ってます! 

投稿: ひまわり | 2009年10月12日 (月) 09時51分

>ひまわりさま
りりーちゃん、やはり卵詰まりだったのですね。
急ぎでご連絡がついて本当によかったです~。

りらちゃんは、慣れたレイアウトのケージの中でなら、ほぼ問題なく日常生活を送れるようです。
完全に見えないわけではないのと、夫のざくろさんの(ときとしてうっとうしいまでの(笑))献身で、すぐに命がどうこうという感じではなさそうです。
お見舞いありがとうございました~。

投稿: シナモン母 | 2009年10月13日 (火) 11時18分

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